新人看護師が陥りがちな実地で勉強するときの問題点としては、先輩看護師とコミュニケーションが取れないことだ。具体的には先輩が何をいっているの分からないなどの理解力不足が上げられる。これは、緊張をしているなどの理由もあるだろう。それが理由であったとしても指示している内容が明確でないと、行間を埋めることができなくて指示が理解できないことが多くなる。

コミュニケーション能力が高くないために起きるこの問題は、なかなか解決できないだろう。そんな問題点の改善案としては、新人に合わせた指示方法を考えることだ。勉強して理解できるまでは新人の方に基準を合わせた方が仕事がスムーズに進む。理解できるようになったら、指示を高い基準に変えていく。勉強中とはいえ、新人も戦力の一人だ。上手く戦力になるように導いてあげることは重要である。

他に問題点があるとすれば、学ぶスピードが遅いことだろう。勉強するスピードが遅いと、段々とチームの足手まといになってしまう。そうなってしまうと取り返しがつかなくなるので、その前に問題を解決しておくことが大切だ。スピードが遅いのであれば、勉強する量を増やすことが大事だ。本人にやる気があれば、量が増えたとしてもしっかり勉強するだろう。

新人へは何事もメモを取る癖をつけさせ、復習をして勉強を実際の仕事に生かせるよう導いてあげるようにする。そこで失敗することに関しては、目をつぶることが重要である。失敗する度に怒られると萎縮して、上手くできなくなってしまうからだ。そうならないように、課題を与えたら暖かく見守ることも重要である。