看護師がキャリアアップするための方法は色々あるが、中でもよくあるのが新しい資格の取得だ。看護師になるためには、看護師資格か准看護師資格が必要になる。もし現在准看護師の資格を持っているなら、看護師資格を取得するだけでもキャリアアップに繋がるだろう。しかし、この2つはあくまで看護師として働く上で基本的な資格である。さらに上の資格取得を目指すことで、キャリアアップが可能だ。

看護師の資格には色々な種類があるが、専門分野に特化した資格を取得すれば、普通の看護師ではできない仕事ができるようになる。専門看護師の資格には、透析療法指導看護師や心臓リハビリテーション指導士、糖尿病療養指導士などの資格がある。透析療法指導看護師の資格は、人工透析などの透析療法に関する専門的な知識と技術を持った人に与えられる資格だ。透析を行っている患者やその家族に対して、指導や説明などを行うことができる。

専門資格の中でも人気なのが助産師の資格だ。普通の看護師は分娩の際に医師のサポートしかできないが、助産師の資格を持っていれば医師がいなくても、自分で分娩介助をすることが可能である。また、妊娠から出産、育児まで総合的に母子の健康を守るために、様々なケアを行うのも助産師の仕事だ。助産師の資格を持っていると産婦人科で働きやすくなったり、給料が上がったりするためキャリアアップには最適な資格である。

こういった専門資格を取得することは、キャリアアップの際によく利用される方法だ。